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長野・岐阜旅行3日目② 戸隠「うずら家」 2016/9/27 [そば]

 上田城を出て今日は長野を一度通り越して戸隠に向かいます。当初は長野で善光寺や東山魁夷館を予定していましたが、今日はとても天気が良い事と、戸隠の超有名な戸隠そばの名店と呼ばれるうずら家さんが水曜日が定休日なのに気付いたため今日急いで戸隠へと向かいます。長野は厚くて30度を超えています。11時過ぎにうずら家さんに着きました。平日とはいえすでに外に人が並んでいます。家内をお店の前で降ろして席待表に名前を書いている間に少し離れた駐車場に車を駐めてお店に向かいました。

 20分程で名前が呼ばれ、2階の小上がりの席に着きました。テーブルは大きいのですが、混んでいても相席はさせないようです。ゆっくりとそばを味わって欲しいと言う心遣いを感じます。そば茶に野沢菜の漬物が付いています。そばがきとざるそば2枚に家内は大好物の車海老の天ぷらを一本お願いしました。待つ間に食べた野沢菜の漬物が本当に美味しくて追加で単品をお願いしました。

 最初に薬味とつゆが運ばれてきました。器の中のつゆがとても少ないのですが、別にちゃんと付いていました。山葵は自分ですりおろします。安曇野の山葵かな、などと考えながらたっぷりとすりおろしました。

 最初にそばがきが運ばれてきました。そば湯の中に丸くぽっこりと入っています。薬味は甘目のつゆにみそ、きな粉が付いてきました。このそばがきには衝撃を受けました。そば粉100%ととの事ですが、ふわっとしてもっちりしていて香りも良くむちゃくちゃ美味しいです!!今まで食べたそばがきとはまったく別の食べ物です。家内も驚いていました。みそで食べても、つゆに山葵でもとにかく美味しいです。1,200円と言うお値段はなんの不思議もありません。結構ボリュームもあって一人ではこれだけでお腹一杯になりそうです。

 そばがきを食べ終えるタイミングでざるそばと車海老の天ぷらが運ばれてきました。天ぷら用のつゆはちゃんと別に付いてきました。私は自分では天ざるは食べませんが、ご馳走になる時などにつゆが別に無いとせっかくのそばつゆに油が浮いてしまうので、そばを食べ終える迄天ぷらは食べません。うずら家さんの心遣いは本当に見事です。そばはぼっちもりと言う戸隠独特の盛り付けです。角の立ったとても美しいそばです。つゆが最初少ししか入っていなかった理由が分かりました。つゆがとても濃厚です。戸隠そばは水切りしないので薄まる事を計算しているのでしょうか。このつゆは本当に美味しいです。濃いのですが塩辛くは感じません。出汁の旨みがとてもしっかりっしています。諏訪の小坂さんのつゆのように鰹節の臭いが気になるお店が多いですが、うずら家さんのつゆはまったくそれがありません。旨みだけを取り出しているのが分かります。人生最高のつゆに出会えました。そばもかおりものど越しも良く、当然美味しいのですがつゆが本当に印象的でした。そば湯もたっぷりあって美味しいつゆを最後まで味わいお腹一杯になりました。

 うずら家さんは間違いなくそばの名店ですが、味以上にお店の方の心遣いが素晴らしいです。戸隠を参拝に来た客を一生懸命接待しているのだと感じました。最近はミシュランなどに掲載されて勘違いしてしまうようなお店も多いですが、これだけの繁盛店ながらおごる姿は全くありません。本当に見事の一言で心が癒されました。ありがとうございました。

 

 

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            うずら家                         席待ち表
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            ご案内                    テーブルの八幡屋磯五郎の七味
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           そばメニュー                     天ぷらメニュー
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           つゆと薬味                        そばがき
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          そばがきみそで                     野沢菜の漬物
aうずら家11.jpg  aうずら家12.jpg
          車海老の天ぷら                      ざるそば
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           そばのアップ                        そば湯


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